みなさんのまわりのサステナビリティ
「サステナビリティ」という言葉に聞き馴染みがない方や聞いたことはあるけど、くわし
くは知らない…。という方は、なんだかとっつきにくく、むずかしく感じているかもしれ
ませんね。
サステナビリティ(sustainability)とは、英語で「持続可能性」を意味する言葉。
近年は、地域・社会貢献や環境保護を指す合言葉のように広く知られるようになりまし
た。自分のためだけでなく、世代をも超えて、地球環境や社会、暮らしを長期的に維持し
継続していくための取り組みが求められています。
こんなこともサステナブルな行動と言えるんですよ!
- 電気をこまめに消す
- つめかえ容器のある商品を選ぶ
- エコバッグを持ち歩く
- 地元食材を積極的に消費する
- リサイクル素材の商品を選ぶ
- 海のゴミ拾いに参加する
どうですか?
「あ、それならやってる!」というものも多いのではないでしょうか?
そうなんです!じつは、みなさんの身近な行動こそが「サステナビリティ」が根付く社会への第一歩。
国や自治体、企業などの活動も重要ですが、わたしたちひとりひとりの意識や行動の変化が何より大切なことなのです。
なぜ、いま、「サステナビリティ」なの?
なぜ、いま、「サステナビリティ」なの?
では、なぜ、いま、こんなにも「サステナビリティ」を問われているのでしょうか?
何やら地球が悲鳴を上げているらしい…とは見聞きするものの具体的な変化を捉えられている人はそんなに多くはないかもしれません。ここでは地球環境の限界を示す「プラネタリー・バウンダリー」という概念をご紹介します。
「気候変動」、「生物間の一体性」、「土地利用変化」、「生物地球科学的循環」については人間が安全に活動できる境界を越えるレベルに達していると指摘。
環境省「平成29年版 環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書」より
地球環境の限界を示す9項目のうち、上記4項目はすでに高リスク・リスク増大という状況。地球はすでに、わたしたちが安全に暮らすことができる限界にきています。2030年までにこの問題に真摯に取り組まなければ、取り返しのつかない環境変化が起こると考えられています。
わたしたちが受け継いできたように、これからの世代にも美しい地球のまま過ごしてもらいたいとは思いませんか?そのためにも世界中すべての人たちの共通目標として取り組む必要があります。平和で豊かな社会形成はひとりきりでは成し遂げることができないからです。
わたしたちウテナのサステナビリティ活動
わたしたち「ウテナ」のコーポレートスローガン、「咲かせよう、まだないキレイを。」という言葉には、みなさんもまだ気づいていないような視点や発想で、新しいキレイを生み出していくことを目指し、真心を込めて商品をお届けしよう!というウテナの決意が込められています。
未来にもキレイをつなげていくために、持続的な社会形成を意識し、活動を広げていく必要があると考えます。
ウテナの商品や活動を通して、サステナビリティに貢献しているのだと誇りに思っていただけるような商品づくりを推進してまいります。
SDGs(持続可能な開発目標)が目指すもの
SDGs(持続可能な開発目標)が目指すもの
これまでお話してきた「サステナビリティ」をさらに国際的な目標として具体的に示したものが「SDGs(持続可能な開発目標)」です。2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年の国連サミットで採択された「Sustainable Development Goals」の略称です。 SDGsは17のゴール・169のターゲットを掲げ、あらゆる国と地域が、貧困や平等、教育、環境等の観点から地球上の「誰も取り残されない世界」の実現を2030年までに目指しています。
わたしたちウテナの事業活動やサステナビリティな取り組みも、この共通言語であるSDGsと関連付けて今後も情報発信していきます。
知っておきたい用語集
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1
サステナブル(sustainable)/サステナビリティ(sustainability)
サステナブルは「持続可能な」という意味の形容詞、その名詞がサステナビリティ「持続可能性」。
「サステナビリティ」は、もともと自然と共生する持続可能な社会システムを目指す、環境保護思想のキーワードでした。しかし現在は地球環境保護の観点だけでなく、社会(経済格差・社会格差)や人間(人権、教育、ジェンダー)、途上国の諸問題の解決などを含めた「持続可能な発展」を意味する言葉として世界で認知され、サステナビリティ=「人間・社会・地球環境の持続可能な発展」と理解されるようになりました。 -
2
エシカル消費/ethical consumption
「倫理的な消費」を意味する言葉。みなさんそれぞれが人や地域、環境など、社会的な課題を考慮した消費活動を行うこと。そうした課題に取り組む企業の商品を率先して選ぶことも含まれます。
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3
CSR/Corporate Social Responsibility
「企業の社会的責任」を意味する言葉。企業が社会との接点を正しく持ち、従業員や消費者だけでなく、地域、環境などへの配慮をしたうえで適切な意思決定を行う責任のことです。